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外房、春マサシーズン♪
佐竹さん、松鶴丸にて良型確保!
15.5キロ、おめでとうございます。
パドルベイト190使って頂きました。ありがとうございます。
外房春マサシーズン、大型多く出ています。
鶴丸 住まいの夢を創る
本来的に今回のなるたるの記事で全ての更新はストップする予定だったけれど、三月中になるたるの記事をめんどくさくて書けなかったという事があって別に終わらせる必要も無くなったので、なるたるの記事だけはしっかり残りの予定分書いていくことにする。今回は鶴丸の解説。
須藤とどっちを先にやろうかと思ったけれど、須藤は相当僕が脳みそ使わなきゃ解説できないので、後回しにする。
鶴丸の事について言えば、大体の事はこの記事での解説で十分といえる。
まぁ、他にも所々で解説しているので別に解説の必要がない気もするけれど、他のキャラクターと同様の仕方で一応解説する。
なんていうか、大した記事にならないと思うけれど、大目に見てもらいたい。
まずね、一応この事ともう一つの事を解説するためにこれは書かれているのだけれど、鶴丸の前史について。
即ち、なるたるの物語が始まる前の事で、鶴丸についてで解説しなければならないことについて。
とは言っても、そのままの形で描かれているわけではないので、いつも通り現状提出されている情報から、そのミッシングリンク的なものを埋めていく作業になる。
鶴丸で分かっていることは、シイナを守ることと、シイナに対して混沌たるこの世界の創造を見せることが役割としてあること。
この役割については、一応近い言動を見つけることが出来た。
(11巻p.196)
シイナと涅見子は光と闇で司るものは違うけれど、属性の違いだけであって、行う事が変わることがないと考えて支障はない。
そうとするならば、シイナの役割もまた観測であり、シイナも観測者であると判断して良いと思う。
よって、涅見子と同じように判断を行う。
これについては以前に書いてきたことの補強材料とすることが出来ると思う。
一方でその保護者たる役割の人物には、彼女たちを守るという事も必要とされるらしい。
(二巻p.157)
別段須藤が涅見子を守っている描写はないけれど、地球=涅見子を守ることが須藤がしている事であるならば、同じ役割としてシイナを導く鶴丸も地球=シイナを守る人と考えて特段にその判断の中に瑕疵があるとは思えない。
だから、鶴丸の役割の中にシイナを守ることがあるとして、鶴丸のなるたるが始まる前の事を素描していく。
まず鶴丸はホシ丸とリンクする。
どうもこの時、ホシ丸から何かを告げられたらしい。
竜とリンクすると、なんか色々言われる。
(一巻pp.169-171)
これはアキラの例で、他に例なんかないけれど、どうも人によって言われることが違うらしい。
繋がった瞬間色々な事が本来的に分かるはずなのだけれど、アキラは竜の子を嫌悪してそのかかわりを深めようとしないし、シイナは12巻までつながらない。
どうも、竜の子と繋がるといろいろわかるらしい。
(二巻p.43)
アキラ自身も何らか覗いている様子でもある。
(11巻p.155)
竜と繋がるだけで、その人は多くの事を知ることになるという事は間違いない。
それに加えて、特別な役割がある人はそのことについても教えられるらしい。
(12巻p.168)
(12巻pp.83-84)
これらの描写から判断する限り、実生は明らかにイカツチから自分の妹が次の地球の核になるという事を伝えられ、その為の守護者としての竜となるために魂を渡し、自分自身については偽の死体を作って行方不明ではなく死亡したとして俊二さんと美園に心配をかけまいとしたと理解できる。
そうだとするならば、いや、そうだとしなければ実生が竜になる理由は存在しない。
実生はこれから生まれてくる妹を守りたいと思った。
それが実生が願った力という事になるのかもしれない。
多分、美園の胎内にいるシイナをふと守りたいと思った心の隙を竜に狙われたんだろうと思う。
ただ、イカツチの行動は他の竜と比べ明らかに異質であって、イカツチの行動を知った保持者は例外なく驚いている。
よって、イカツチの存在は少々特殊であり、特殊な存在であるイカツチは特殊な経緯を持っていたのではないか、と推測できる。
具体的には竜になった後に竜に求めた力を行使している。
まぁ、そこら辺は描写がないので何とも言えないのだけれど。
同じように鶴丸もシイナを守るためにリンク者になったと考えられて、そうだとしたら、他の保持者、分かりやすい所だとアキラ等とは違うリンクの仕方をしたのではないかと考えられる。
須藤は「そして、虚言」を読む限り、他の保持者と違ってリンクしたことにより決定的に性質が変わったであろうという事が読み取れる。
(七巻pp.23-24)
鶴丸自身は竜の保持者になる前の事が一切描写されていないので分からないのだけれど、須藤と鶴丸の役割が同じである事を鑑みるに、他の保持者のように願いを叶える為に保持者になったとは限らない。
つまりホシ丸とリンクした結果、須藤の時のような変化が起こり、「混沌へと拡散する創造」の為の行動を取り始めたのではないかと推測できる。
ホシ丸とリンクした鶴丸は、その時にホシ丸から何かを告げられる。
その内容に、しばらくしたら前回の地球の魂が尽きて新しい思考が選ばれ、その導き手として鶴丸がまた選ばれたという内容があった。
そうだと考えなければ鶴丸の行動を説明できない。
そうして導き手になった鶴丸なのだけれど、判断する役目の人物がどのような人物なのかは分からないけれど、近い将来それが現れるという事を教えられる。
(3巻p.97)
こののり夫の台詞がある以上、予めどんな人間は分からないけれど自分がそれを導くという事は知っていたと判断できる。
次の地球のリンク者は二人であり、その二人はこれからの地球の事を判断しなければならない。
その判断の材料となる行動を鶴丸は行う。
須藤が「虚無へと収斂される破壊」なら、鶴丸は「混沌へと拡散する創造」。
その創造をシイナが星に話しかけられるまでせっせと行う。
シイナに見せるために、混沌へと拡散される創造にあたるなりふり構わない増殖を日々行う。
それを始めたのはなるたるの物語が始まる大体一年くらい前ぐらいか。
「ホモ・デメンスへ向けて」から読み取れる範囲では、まぁ少なくともそれくらいは必要。
五人子供いるし。
シイナが星に話しかけられるまで、鶴丸は大義名分を以てセックスしまくって子供を作りまくる。
役得この上ないな。与りたいけどなぁ~俺もなぁ~
性欲さえ捨て去った須藤さんが哀れで仕方ない。
この頃にのり夫と出会う。
のり夫が豚食いの行いで、彼岸と此岸を彷徨った時の走馬灯で少しその時の様子が分かる。
けれども、材料はそれしかないのであって、殆どのり夫の事については分からない。
分かることは、鶴丸と出会った当初はのり夫は家族と住んで道でアクセサリーを作ったりしており、家族と何らかトラブルがあって鶴丸ハウスへ逃げ込んだという事。(十巻、九巻)
まぁ、性同一性障害の問題で家族と折り合いが悪かったのだと思う。
どの時点でのり夫が保持者になったのか、それは何の願いの為だったのか、鶴丸の為だったのか、他の何かの為だったのか、設定として存在はしているだろうけれど、読み取れない。
鶴丸についても、どのような手助けをのり夫に求めたかはよく分からない。
鶴丸がのり夫を保持者だと考えて声をかけたとするならば、どうやってのり夫が保持者であると分かったがが謎であって、加えてのり夫の最初の願いが分からなくなる。
一方で保持者でなかったのり夫に声をかけたとしたならば、鶴丸がのり夫に世界を作る仕事のどんな手助けを考えていたかが分からなくなる。
もし、のり夫が保持者でなかった状態で鶴丸が声をかけたとするならば、そのせいでのり夫は保持者になって鶴丸を助けることになったわけだけれど、割と本気で鶴丸が酷い奴になる。
そこら辺は読み取りようがない。
とにかく、のり夫という仲間を加えて、星が新たな保持者に声をかけるまでセックスして過ごす。
凄く幸せそう。
そしてある日、そろそろ次の星のリンク者が星に声をかけられる日がやってくる。
それはどうも伊豆諸島のどれかで起こるらしく、鶴丸とのり夫は飛行機で現地入りする。
それをいつ知ったのかは不明。
リンクした時に告げられていたかもしれないし、その日が近づいてきて初めて知ったかもしれない。
経緯は分からないにせよ、とにかく鶴丸はシイナと地球が伊豆諸島でリンクすることを知る。
ここで鶴丸は考える。
鶴丸としては竜骸たるホシ丸によって直接的にシイナを護衛したい。
その護衛の方法が問題となる。
考えた結果が、なるたる一話のあのメルヘンチックな出会い。
ここら辺も想像で補うことしか出来ないけれど、いつ出会おうかとシイナを見守りつつ深海にホシ丸を待機させてたのだと思う。
そしてその前にホシ丸のデザインもメルヘンチックで愛らしい感じに変更していたのではないかと個人的に考えている。
で、ナイスタイミングと言わんばかりにシイナが溺れて、ホシマルがそれを助ける。
こうしてホシ丸はシイナと「友達」になる。
またシイナは星からの声を聞いていたので、その声がホシ丸のものだと勘違いすることになる。
こうしてなるたるの物語が始まる。
ここから逐一ホシ丸と鶴丸の行動を説明して言っても良いのだけれど、必要ないでしょ…
大体の事は読んでいればわかるし、分からなそうなところは多く僕が既に説明した。
あとね、鬼頭先生…一~二巻のあたりだと台詞が結構後に繋がらない所がある。
具体的には「鳩首その1 黒の子供の会」とか。
須藤の言動がどうやっても後に繋がらないから、まだ設定が固まってなかったんだと思う。
(二巻p.96)
血が穢されたとかどうとか言ってるけれど、穢される前の事だとか、具体的に血が穢れるという事がどういう事なのか、一切話が出てこない。
この時点では恐らく須藤について決まっていたことは、鶴丸の対極の存在で、破壊を司る人物を導いている事で、その為に破壊をするという事くらいだと思う。
なんで破壊するかはまだ決まってなかったんじゃないかな?
とにかく血が穢されたの意味が分からない。
血が穢されたという事はどういう事かという説明はないどころか、その話が今後出てくることすらない。
後の須藤の人類に対する種々の発言ともいまいち軸がぶれてる。
こんなことがあるから、須藤の解説は後回しにした。
ここで鬼頭先生の信者だったら、絶対に練りこまれた考えがあると信じて無理な理屈をこねてアポリア(行き詰まり)にはまってしまうけれど、こういった点が信者じゃない優位性と言ったところか。
・2015年5月12日追記ひょんなことから「血は穢されてしまった」がどういう意味か分かった。詳しくは須藤の解説の時に書くけれど、結論だけ言うと、須藤の行動は全て一貫している。よって、なるたるの発言で筋が通らないのは以下に書く鶴丸の事だけになる。
そして、こういう設定の甘さはどうも鶴丸にも当てはまりそう。
(1巻p.75)
この一連のセリフの「それはまだないだろ」はシイナがリンクしたばかりだからまだ分かるのだけれど、「どっちかっていうと オレ達か」がまるで意味が分からない。
本当に意味が分からないから、設定が曖昧で意味深な事を言わせたとしか判断できない。
実際のところは単なるアソビかプッシュ・ダガーの訓練かのどちらかだろうけれど、どの道鶴丸のセリフが意味不明。
どうやったら狙われるのか。
他の竜の子の保持者に他の竜の子の保持者を狙う理由があるのか。
答えはない。
だから、普通に設定が定まってなかったんだと思う。
こうしたブレは別に漫画ではよくあることだし、『からくりサーカス』の最古の四人の目的のぶれ方に比べたら本当に可愛いものに過ぎない。
『キン肉マン』だと、一話の時点でキン肉マンはウルトラの一族だったし。
少なくとも鶴丸に関して言えば、その「どっちかっていうと オレ達か」という台詞のみが唯一ある失言程度であって、他にはほとんど見いだせない。
第一その言葉自体にはそこまで重要な意味もない。
だから他の多くの事は、なるたるの中で素描されている記述内容で説明が出来る。
次に説明が必要なところは、「混沌の住人」の一連のエピソードだけれど、以前説明したから今回はしない。
次は東富士だと思うけれど、そんなに説明が必要かなぁ。
ああ、このシーンについて滑走キで言及されていたけれど、
(四巻pp.132-133)
これは一応、ホシ丸がシイナの安全を確保するまで焦っても仕方ないから平然とふるまったと考えれば別にそこまで変じゃない。
変に焦る態度見せてもシイナに必要以上に怪しまれるし。
一筋垂れる汗は、もうすぐ近くまで毒ガスが迫ってて焦っているから。
流石にホシ丸のリンク者についての設定は固まっている。
次に、このシーンについて。
(四巻p.201)
ここでシイナの来訪に鶴丸が気づいていない。
これについては多分、ホシ丸へのリンク度が低かったのだと思う。
それだけで説明が出来る。
一日中感度ビンビンって訳でもないらしい。
次は六巻。
でも言及すべきは一つだけ。
(六巻pp.150-151)
このシーン、ホシ丸は鶴丸がシイナの危険を感知できるはずもないのに動いている。
色々考えたのだけれど、もしヴァギナ・デンタータがシイナを監視していたと考えたとしたならば、ホシ丸が動き出すのが遅すぎるし、ホシ丸よりヴァギナ・デンタータが先に助けに入る。
けれどもそうなっていないという事はその場にヴァギナ・デンタータが存在せずまた、ホシ丸がシイナの事を見ていたわけでもないのに鶴丸はホシ丸をシイナの助けに向かわせているという事になる。
そうである以上、何らか鶴丸はシイナの危険を察知した理由が必要なのであって、それは恐らくホシ丸はシイナの危険を察知する能力を持っているのだろうという事。
それ以外に説明する手段はない。
どうも危険が迫って初めて分かるようで、広島の後シイナが伊豆諸島に居るという事は分からなかったらしい。
で、この後貝塚ひろ子の死体を傍に茫然としているシイナのところへと向かう。
警察はヴァギナ・デンタータが目を引いている。
それでシイナと話し合って、シイナは警察に行くかどうかを決める。
どんな話し合いがあったのかは分からないけれど、鶴丸はいつものやり方で貝塚ひろ子の死体を星にする。
それで貝塚の事件は終わったけれど、時間差でアキラがエン・ソフを箱に入れて鶴丸ハウスへ持ってくる。
「お父さん殺しちゃったからこれ預かってて(・ω<)テヘペロ」って感じで。
ただし、描写はされない。
想像力で補うしかない。
次はシイナの入学式。
ここで須藤と初顔合わせ。
ちなみに、シイナが万朶を目指した理由は一切不明。
万朶に入って何になるのだろう。
・2016年10月12日追記
シイナがひろ子の代わりに万朶を目指したということは理解していますが、この書き方だとそれが伝わりませんね…。
詳しくはコメント欄にて返答した通りだけれど、構造として「ひろ子が万朶を目指していたからシイナは万朶に入った」ということは間違いない。
けれども、具体的にどういうことなのかが一切わからない。
シイナが万朶に入ったところでひろ子は泣きもしなければ笑いもしないし、そのことで何かがあるわけでもないし、誰一人得をしない。
ひろ子が目指してたことが世界平和とか魔王を倒すとかだったら、そりゃひろ子の遺志を継ぐでわかりやすいのだけれど、ひろ子の場合は中学受験。
それを肩代わりしてどんな意味が…?
そう考えた故に、万朶に入った理由は一切不明と書いた。
書いたけれど、分かりづらいを通り越して、わかるわけがないレベルだったのかもしれない。
なんというか「万朶に入って何になるんだろう」で伝わると思ってました…。
追記以上。
ところで、このシイナの中学入学時点では須藤はシイナが次の星の思考になるとは理解していない。
ついでに涅見子も。
(七巻p.105)
そりゃ、涅見子がシェオルを掌握してシイナの事を知る以外に方法はないわな。
次に解説が必要なのは…なんだろう。
とりあえずこれかな?
(七巻pp.196-197)
これ…今解説しようとして初めて分かったけれど、
(七巻p.198)
さとみによる危険の矛先を自分に向けさせてるんだな。
はー、なるほどぉ。
さとみはホシ丸の姿を見ているわけだけれど、保持者が誰かということは分かってない。
そうであるなら鶴丸であると思わせた方が良いわけか。
でも、シイナのせいで台無し。
シイナはさとみをぶん殴る。
結局シイナは狙われる。
鶴丸大変だな。
その次の「枯れゆく遺恨」では、以前書いたように政府に鶴丸が保持者であるという事がばれる。
その後のエピソードの「羊」で、
(八巻pp.165-166)
このシーンがあるけれど、この事からシイナの鶴丸への感情が少なくとも「嫌い」ではなくなっているという事が分かる。
あとちょっとで攻略完了だな、鶴丸。
多分そのルートはバッドエンドだと思うけれど。
加えて画像で分かるように、シイナは鶴丸が無事だったかどうか分かっていない。
枯れゆく遺恨の最期の方でシイナは気絶していたのだと思う。
それとも歩いて病院へ行ったのか、といえば多分違うわけであって、気絶したシイナを鶴丸が病院へ運んだから、シイナは意識がなく鶴丸が無事だったかどうかは知らない。
それとも鶴丸と出会わずに歩いて病院へ行ったのだろうか。
シイナがまずするだろう行動は、鶴丸を探しに行くことだと思うのだけれど。
ただ、どの道描写がないので推測の域を出ない。
あと、考えたのだけれど、まず間違いなく言えるのは「それぞれの事情」の時点で政府と美園は鶴丸の存在を知っているということなのだけれど、もしかしたらその契機は「満ちるコップ」でのり夫の展覧会でさとみと文吾が鶴丸に出会っているからかもしれない。
あのシーンで明らかに鶴丸は黒の子供の会の破壊活動の事を文吾に言及していた。
(七巻p.215)
だとするならば無理に枯れゆく遺恨の中に政府の鶴丸に対する認知の契機を求める必要がなくなる。
この事を文吾が政府に報告したと考えれば良いから。
いや、むしろ直ぐにこの事を政府に報告しなくても、さとみが再起不能になったわけだから、その経緯を宮子に説明したと考えれば、タイミング的にも話の筋としても、これまで書いた鶴丸が病院に運んだことが政府の鶴丸に対する認知の経緯なのではないかという推測よりもわかりやすい。
結局何とも言えないのは変わりないけれど。
次は「家出人、二人」でシイナをあずかる話。
(八巻p.196)
このシーンがある以上、シイナは一回家に帰っている。
多分、シイナを鶴丸が送って行ったのだけれど、その時に俊二さんが事情を説明して鶴丸にロシアに居る間のシイナの面倒をお願いしたのではないだろうか、と思う。
シイナが一人帰って、そのまま鶴丸がまた預かることになるという話の流れは変だから。
あと、このエピソードで軽く魂の話がある。
一応ここまでで竜が必要としているものが何なのかという話は無かったから、ここで初めて竜は魂の構造が必要であると明かされる。
じゃあ魂の構造ってなんだよ、って話だけれど完全には読み取れない。
次はロシアでのそれが終るとシイナが鶴丸に恋をした事が明らかになるという話が出て来るけれど、一度した説明は何度もしない。
次の10巻は「週末の始まり」の広島の話だけれど、鶴丸の事で必要な解説があるだろうか。
僕は思いつかなった。
強いて言うなら鶴丸は関係ないけれど、イカツチを米軍のパイロットが攻撃したのはヴァギナ・デンタータのせい。
タラクスしか目標は存在しなかったけれど、急にあらわれたヴァギナ・デンタータが攻撃を加えてきて敵性存在であると認識されてしまう。
そんな中、新たに竜が現れたらそれもまた敵性存在であると判断するのは当然であって、それ故にシイナはバラバラになる。
なるたるの世界では全てが悪い方向へと進んでいく。
次の「袋の中の帰宅」も同様に説明すべき事柄が見当たらない。
その次の「わたしのからだはひとつのしま」では、鶴丸がシイナの位置は知れないという事が分かる。
けれども、現に学校で鬼が暴れた時にホシ丸は駆けつけることが出来たのだから、シイナのピンチは感じ取ることが出来ると判断できる。
あと、
(11巻p.44)
このシーンがなるたるで指折りのきついシーン。
いやー、キツイ。
シイナはのり夫がバラバラになって死んだという事は知りようがないので仕方ないのだけれど、本当にキツイ。
次の「呵責」と「捜す人、捜される人」は既に解説をしてある。
後者については、こことか、こことか、ここに説明がある。
そして次の事柄について解説するためにこの記事は書かれている。
大変だなぁ。
このシーンについて解説したかった。
(11巻pp.139-142)
鶴丸が体を作り変えなかった理由について。
まず、頭が変えられないからではない。
次に、のり夫に対する罪滅ぼしとして、自分が苦痛を受けるという事ではない。
最期に、玉依シイナの為だという事がはっきりする。
これがどういう事なのかという話。
こればっかしは僕の解釈なので、違うと思ったら訂正を求めます。
まず、鶴丸は放射能のせいで禿げている。
加えてドライバー女との会話で不能だという事も分かる。
ここで僕が悩んだのは、生殖器が再生可能かどうか。
僕はそれは命を作り出す器官だから再生できないと思ったのだけれど、涅見子は再生している。
(11巻p.22)
(11巻p.42)
逆説的に頭以外はすべて袋に入れて回収したという事であって、袋の中にはシイナの子宮も入っている。
よって、竜の子は生殖器も再生できるのであって、鶴丸の竜骸たるホシ丸も鶴丸の男性器を健全な状態、遺伝子が傷ついていない状態へ修復することが出来る。
ここら辺は中々推測するしかなくなってしまうのだけれど、恐らくは脳がそれを損なわれたら魂が壊れてしまう構造なのであって、そこに繋がる生殖器に魂の一部が分化されることによって生殖をおこない新たなる魂を作り出すのだと思う。
だから、魂の存在しないどんがらは、子供を作ることは出来ないはず。
どういう事かというと、精子や卵子をコピーしても生殖能力はなく、体の一部であり一度つながった状態で再生した生殖器から出てくる生殖細胞は生殖能力を持っているだろうという事。
鶴丸の話に戻ると、その遺伝子が傷ついた生殖器を保ち続けることがシイナの為であるらしい。
これを考えるに、やはりシイナの父親であり子供である鶴丸は、次世代、すなわちシイナのお絵描きする世界を担う子供の父親になるつもりはなかったのではないかと思う。
このように不能である状態を保つことによって、鶴丸はシイナが自身を交配の相手として選ぶ選択肢を封じたのではないか、という推測が成り立つ。
間違っているかもしれないけれど、次に続く涅見子のセリフが、「じゃあがんばって 玉依秕さんを守ってくださいね 玉依秕さんが 気が付くまで」であって、シイナが気づくことは自分が地球のリンク者であること以外考えられない。
その上でその地球のリンク者と気づいた時「まで」がんばってシイナを守るとするならば、それから先は守らないという事になる。
そうとするならば、その段階では鶴丸はシイナから離れているという事になる。
以上の事から、鶴丸が生殖器を治さない理由は不具者のまま居続けて、シイナと生殖しない為であると考えられる。
どうでしょうか。
どうなんでしょう。
でも最終的には以前書いた通り、セックスして子供を残すことになるのだから、なるたるは登場人物のやりたいことが悉く成就しない話だなぁと思う。
あとは別に説明することはなかったから解説はここまでにするけれど…
いや、ホシ丸の最期についてがあるな。
(12巻pp.212-213)
これについて。
まぁ分かると思うけれど、ホシ丸は本体である鶴丸の命の危機が迫っているから、死んでしまう前に直接魂を吸い出そうとしている。
竜骸の目的が魂の構造と思考を保持者から受け取ることであるという事は以前説明したとおりだから、別に問題はないと思う。
ここでホシ丸に意志があって魂を吸い出そうとしているのではないか、という質問が予想されるけれど、状況に対する反応だと考えれば別に問題ない。
オジギソウがお辞儀することに、ハエトリグサが捕食器官を閉じることに意志は関係ない。
状況に対して反応しているに過ぎない。
まぁ、なるたるの世界では植物にも意志とか思考にあたるものはあるのだけれど。
なるたるの世界では遺伝子的な情報の他に、その時々の生物が思考していたことも保存されている。
・2016年8月23日追記
実際僕らが生きる世界だと、そういう風に文化とか世俗的な情報は残らないのだけれど、なるたるの世界だとそれを保存することがなされていて、それをするのが竜。
僕らの世界には統一された意志とかは別にないからそんなもん保存しても誰も使えないのだけれど、なるたるの世界だと二人の対なる意志が地球の意志として存在していて、それがなるたるの作中だとシイナと涅見子。
彼女たちがその残された情報を使って地球のこれからを差配する。
ここにちょっとした話があったけれど、僕がしっかり調べないで書いたため不正確な記述だったので削除した。
まぁ、詳しくはコメント欄にあるのだけれど、違う作品の話を持ってきて、そこについての僕の理解が間違っていて、そこについての指摘のコメントがあり、その内容についてその通りだと思ったので丸々消すことにしました。
で、削除したは良いけど文章のつながりが悪くなったので書き替えました。
とあるゲームのちょっとしたセリフをちょっと引用してなるたるにちょっと当てはめてちょっと解説したら、ちょっとどころではなく書いていたことが間違っていたのでちょっと文章を消すことにしました。
…最期にやったのが中学生の時のゲームの話を調べ直さないで書いてはいけない(戒め)。(追記ここまで)
どうですかね。
どうなんですかね。
最近、記事を書いても本当に特にその記事には何にもないんですが、どうなんですかね。
でもまぁ、あと予定では二つ記事を想定しているので、それまで適当にお願いします。
質問や指摘への返答それ自体は当分やると思うので。
あと、時々古い記事へコメントがあって、それを僕は返答しているので、もしかしたらそこに重要な事柄が書いてあるかもしれないので、気になる方は目を通してみてください。
では。
・2015年4月14日追記
鶴丸はシイナに危機が迫ると分かるという記述に対して、一つ書き加えなければならない事があることに気付いたので追記する。
まぁ上に書いたことが間違っているわけではないのだけれど、一つだけ書き加えなければならないことがある。
(11巻pp.240-241)
このシーン、場面的には須藤が核を世界中に撃ちはじめた直後だけれど、ホシ丸がシイナの位置が分かるはずもないのにシイナのところに来ている。
これを理解しなければならない。
ここに関しては決定的に言えることは皆無なので、可能性の列挙という話になる。
まず、一つ目。
鶴丸はシイナに危機が迫らなくても大体の位置ならわかるという事。
それだったらシイナに声をかけられて初めて気づいたように見える描写も説明できるけれど、伊豆諸島での発言が少し妙になる。
生きているかどうかが分かれば、美園にわざわざ教えてもらわなくても伊豆諸島に居るという事が分かるし、シイナの死体を集めないし、俊二さんと美園にシイナは死んだとは言わない。
よって、鬼頭先生のミスでない限り、どうもその線は薄そう。
二つ目は、シイナが見上げているのがイカツチっぽいというところに着目して、イカツチの後をホシ丸で追跡しているという可能性。
この時は竜という竜が地表に現れているのだけれど、イカツチも現れていることは想定できる。
アレがイカツチであるという前提で、もしかしたら鶴丸の近くで表れたのかもしれない。
そしてイカツチが現れるのはシイナに危険が迫ってきている時なのだから、ホシ丸にそれを追跡させたと考えればそこまでおかしくはない。
まぁ、アレがイカツチであるという前提の話だけれど。
けれど、決定的にそうであると言う材料なんて存在しないし、他に説明の方法があるかもしれない。
イカツチが(想像しづらいけれど)鶴丸に声をかけてシイナの近くにまで導いたかもしれないし、危険を察知してあちこちシイナを探していたら偶然見つけたかもしれないし、世界中に核が降り注ぐという危険にホシ丸のシイナの危機を察知する能力が働いたかもしれない。
危機を察知する能力に場所まで分かるというものが存在する前提だけれど。
ここまでいくつもの可能性を挙げたけれど、どれも絶対的に間違ってはいないけれど、決定的にあっているとは言えない。
だから、この中のどれかだと思うけれど、どうなんだろう。
分かりません。
追記は以上です。
・追記2
いただいたコメントに関連して付録を作ったので、参照してください。
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